人材業界の仕事には大きく4つの種類があります。
ここではそれぞれについて、仕事内容・ビジネスモデル・仕事の魅力について解説していきます。
①求人メディアの仕事
②人材派遣の仕事
③人材紹介の仕事
④人材コンサルティングの仕事
人材業界の仕事 〜求人メディア編〜
①求人メディアの仕事内容
求人メディア事業とは、企業の求人情報を紙面やweb上に一覧にしてまとめ、仕事を探している人に提供するサービスのこと。
メディアの形態は様々ですが、リクナビやマイナビがイメージしやすいところだと思います。
これらの求人メディアの特徴は、情報をまとめて一覧にし、ユーザーが比較検討しやすい構成にしているという点にあります。
求人メディアは誕生以来、人々が仕事を探す上で欠かすことのできない役割を果たしています。

上の図のように、職を探す際の情報手段のアンケート結果によると、半数以上の人々がインターネットを利用することから、圧倒的な存在感を持っていることがわかります。
求人メディアは求職者と求人企業の接点を生み出すことが目的であり、インターネットの得意とする双方向性と非常に相性が良かったことが拡大の要因のひとつでしょう。
求人メディアのビジネスモデル
求人メディアのビジネスモデルは求人企業から広告代金をもらい、広告を製作して掲載するというもの。
代金は通常掲載時に発生する、掲載課金システムになっています。
つまり、前払い制度であるため、広告の結果があってもなくても、求人企業はお金を払わなければならない仕組みになっています。
よって、営業とすれば、どれだけ大きなスペースに出稿をさせることができるかで、利益が変わってきます。
求人メディアの魅力とは
求人メディアの、顧客に提供するサービスは「広告」ですが、求人メディアの営業の仕事であれば、顧客に対するサービスは「人」。
求人メディアの仕事のやりがいは、自分を商品にできるということです。
これは、求人企業が求人を載せる際、「あなたの会社は業界でトップだから」とか、「あなたの会社のサイトは便利だから」というのではなく、「あなたが気に入ったから、あなたの会社に載せるよ」と言ってもらうという意味。
現在、リクナビ、マイナビ、エンジャパンなどの新卒採用メディアがあり、掲載料はやや変わるものの、サイト内のサービス内容・掲載数・会員数にさほど大差はありません。
だからこそ、自分が営業に行った先で気に入られて購入してもらえることがこの仕事の1番の魅力と言えるでしょう。
もう1つの魅力として挙げられるのは、採用全般に携わることができる場合があるということです。
これは、求人をサイトに載せた求人企業に対して、採用の代行、会社案内パンフレットの作成、内定者研修や、新入社員向けのビジネス研修を行うというもの。
担当の会社のことを良く知ることができ、ほぼ1年間その会社と仕事をするわけで、信頼関係や人脈を形成できます。
採用全般に携わることができ、会社の将来を担っているという意識を持つことができる仕事であり、魅力に感じられるでしょう。