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コンサルティング業界分析

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はじめに ~コンサルティング業界に興味のある皆さんへ

コンサルティング業界は謎が多い。業界内に身を置いていても依然そうであるからこれは相当なものである。コンサルティングとはどのようなサービス内容なのか、顧客は誰なのか、そしてコンサルタントにはどういう類の人材が多いのか。

クライアントの守秘義務がある以上当然の帰結であると言えばそこまでの話だが、これがコンサルティング業界を志す人からすると何とも困った話となる。つまり、コンサルティング業界への理解が深められないままでは、自分のイメージと現実とのギャップが十分に埋まらないまま就職するということになるからである。そこに残るのは唯一、就職者と就職先企業の不幸だけである。

コンサルティング業界が謎の多い業界といわれる所以

簡単にコンサルティング業界が謎の多い業界といわれる所以を考えてみよう。例えば、自動車業界が個人顧客に対して何を主要な商品として販売しているかは明白である。携帯電話業界が法人向けにどのようなサービスを提供しているかも企業ホームページを見ればわかるだろう。コンサルティング業界と比べてイメージができるかどうかの差は歴然としているように感じられる。なぜだろうか?

ここで、企業が提供する商品・サービスを大きく顧客に届くまで(サービス企画・開発レベル)と、顧客に届いた後(サービス提供レベル)に分けてみる。

こうすると、はたして自動車、携帯電話業界のサービス企画・開発レベルがどのようなものかは明白だろうか。おそらく、明白だったのはサービス提供レベルの話であったことがわかる。やはり、サービス企画・開発レベル(いわゆる企業秘密)は入社してみないとわからない。どの企業においても入社してみないとわからないことはあるということだろう。

さて、コンサルティング業界について上記の考えを当てはめてみよう。サービス企画・開発レベルは自動車、携帯電話業界同様わからなくても仕方がないとする。ではサービス提供レベルはどうであろうか。実はコンサルティング業界はここも不明確である。原因としては、そもそもコンサルティングサービスがプロジェクト単位で多様であり、具体的に画一的な内容として定義できないという業務特性が大きい。また、具体的に説明することはすなわち守秘義務違反ということもある。サービス提供レベルにまで企業秘密が及んでいると言えよう(もっとも、最近はプロジェクト事例を公表している場合もある)。

サービス企画・開発および提供レベルにおけるコンサルティング業界の不明確性

コンサルティング業界における提供サービスは、プロジェクト単位で多様で画一的ではないため、サービス企画・開発レベル(企業秘密の領域)だけでなく、サービス提供レベルも不明確なものとなっている。
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以上のことから、コンサルティングというものの説明はどうしてもある程度一般化・抽象化されてしまうため、コンサルティング業界を目指す多くの場合は漠然としたイメージに依存した状況から就・転職活動がスタートする可能性が高いのである。

いわゆる「コンサルタント」のイメージは?

コンサルティング業界、そこに従事するコンサルタント。皆さんはここにどのようなイメージを持っているだろうか。クライアントである大企業の経営層に巧みなプレゼンテーションを行っている姿だろうか。さらには日本にとどまらず、世界を飛び回っている姿だろうか。このようにコンサルタントという言葉にはどことなく「かっこいい」、「できるビジネスマン」などといったイメージを想起させるものがある。各言う筆者も、就職活動前の学生時代にはこのようなイメージを抱いていた。

さて現実はどうか。

「クライアントである大企業の経営層に巧みなプレゼンテーションを行っている姿」
⇒これはいわゆる戦略コンサルタントの仕事である。更に言うと、戦略コンサルタントといえども全てがそうではなく、戦略コンサルティング業務(プロジェクト)の一部である。

「日本にとどまらず、世界を飛び回っている姿」
⇒これは日系企業の海外進出、あるいは既に存在する海外拠点に対するコンサルティングではありうる。但し、それほど数は多くはないだろう。

ということは、実は先ほどのイメージは「戦略コンサルタントによる日系企業海外支援コンサルティング」を映したものということになる。つまり、コンサルティング業界を構成する1機能(戦略)の中の、さらに1サービスという、非常に限定された側面を見ているに過ぎないということだ。

ここから何が言いたいのかというと、「だからコンサルタントがかっこいいとか、できるビジネスマンというのは間違っているんだよ」では決してない。詳しくは後述するが、コンサルタントといっても戦略、業務、IT、人事など様々な機能を売りにした職種があり、大企業を相手にする企業もあれば中小企業に特化した企業もある。そして日系・外資系という資本、文化の違いもあるのである。要は一つのイメージではなかなか明確にできないほど、多種多様な企業によって構成されている業界であると言えよう。それを理解したうえで、コンサルタントを「かっこいい」、「できるビジネスマン」と言うのであれば、それは皆さんの感想としては真実なはずである。

コンサルタントのイメージとは

コンサルティング業界はその不明確さのため、漠然としたイメージのみが先行してしまうことがある。ただそのイメージは往々にして、必ずしもコンサルティング業界を俯瞰したものでないことが多い。

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ここでは大きくコンサルティング業界のサービス提供レベル(他業界で明確なレベル)について解説していこうと思うが、上述のように依然として一定の一般化・抽象化は避けられないだろう。しかし、本稿を通して少しでも「イメージのみのコンサルティング業界」からの脱却を図り、コンサルティング業界への適性を再確認していただければと思う。

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