2010年卒 昭和シェル石油入社 Kさん

2010年卒 昭和シェル石油入社 Kさん

1.就職活動はあなたにとってどんなものでしたか?あなたに何をもたらした時間でしたか?まずは簡単に感想をどうぞ。

一言で言えば、自分の内面を見つめ直す機会でした。

何をもたらしたかというと、

・・・willを持つ習慣ですか。これがないと面接では正直、しんどいです。持たないと面接でしゃべれないのでいやがおうなしに身につけていった、のが正直なところです。

就職活動でははっきりとした判断基準がなく、むしろその判断基準は自分で考えないといけない。

ビジネスでは、「これやりたい」って本気で思いながら仕事をしている人は強い。モチベーションの源泉とでもいうのでしょうか。PJSの同期では松本さんとかがそんなオーラを出していました。

2.就職活動を始めた頃のことを思い出してみてください。どのような期待や不安があったでしょうか?当時はどのように就職活動をとらえていたでしょうか?

7月に三菱東京UFJ銀行のインターンに参加したことで就職活動に対するモチベーションがかなり上がりました。まだ、不況期に入っていなかった(兆候はすでに新聞等に散見されていました)ため、不安はなかったです。ロースクールに行くか迷っていました。まわりの友人がみんなローか国Ⅰ志望だったので。

3.最初の頃の志望業界・企業はどのようなところだったでしょうか?それはどのような理由からだったでしょうか?

商社(総合)・・・僕が重視するのは社会に対していかにインパクトの強い、かつ多くの人を喜ばせる価値提供が出来るかということ。

発展途上国の民活インフラや資源ビジネスなど、一見、リスクの高そうなビジネスでも積極的にチャレンジして成果を上げているところ、手がけるビジネスは他国では国が主導して行っているものもあり、下手な公務員よりもよほど1人あたりの社会貢献度は高く、自分の希望とマッチしているのではないかと考えました。

金融(銀行)・・・三菱東京UFJ銀行のインターンの影響が大きいです。MUFGに行きたくて、だめなら、三井住友、みずほでいいや、ぐらいの気持ちでいました。

志望理由は、当時は自分の強みである法律を活かせること(法学部からなら入りやすい、先輩も多いし・・・との期待もありました。)

若い頃からファイナンスの知識を叩きこまれ、経営者の方と交渉を重ねながら会社全体の経営を左右する(まあ金貸しなのですが)、上記の、多くの人を喜ばせる価値提供が出来ると思いました。

エネルギー(石油、と電力、ガスを少し)・・・なんとなくエネルギーや環境に昔から興味があったので志望していました。(動機となるアクションは、環境関連の本をよく読んでいたこと、ゼミで研究テーマに選んだこと、くらいですが。)

4.就職活動を通して、志望業界・企業・職種にどのような変化があったでしょうか?その変化を生んだ要因にはどのようなものがあったでしょうか?

11月まで(1)商社(2)金融(3)エネルギー の順で志望していました。

12月にPJSに入り議論するうちに商社の志望度が下がり(1)金融、商社(2)エネルギーの順となりました。

同時にその頃から、面接練習のため、早めに選考を受けることができる企業にエントリーしています。(楽天、サイバーエージェントなど)

また、PJSの同期の話しを聞くうちに金融の中でも銀行以外に生損保にも興味を持ちはじめました。

1月はテスト勉強のため、就職活動にはあまり力を入れていません。2,3月は金融関係のリクルーターに会うことが多く、自分はどこかの金融機関に入るだろうと思っていました。商社研究はOBに数人会ったくらいで次第に興味が薄れてきました。
4月頭に受けた金融機関がほぼ全滅し、必然的に残っていた石油3社が第一志望となりました。暇になったため、業界研究を再度した結果、改めてエネルギー業界の志望度が第一であることを確認しました。

商社の興味が薄れていった原因は訪問したOBの方とあまりうち解けられなかったこと、商社志望のPJS生を見て「こいつらには勝てない!」「性格がちょっと自分とは違う」と思ったからです。今から思えばかなり先入観だったと思います。商社を終盤に毛嫌いしてしまったことは今でも後悔しています。

また、生損保も希望した理由はリクルーターの話やPJS生からの情報をもとに銀行の黒い部分もようやく見えてきたためです。「金融機関に入りたいけど銀行は自分のストレス耐性の強さでは心配なので生損保のほうがまし」との気持ちが根本にあったため、生損保独自の志望動機を作るのが難しく、面接では苦戦しました。

エネルギーについては他に志望企業がなくなった段階で自動的に第一志望群となりました。

エネルギー産業は、「なんとなく好き」だったのですが、企業研究はそれを言語化及び具体化する作業でした。企業研究を通して、今では心からこの分野が金融とかと較べても第一志望であると言えます。

5.就職活動を通して、自分自身にはどのような変化があったでしょうか?自分に影響を与えたものには、どのようなものがあったでしょうか?

私に影響を与えたもの及び人は網羅的に挙げますと、面接での面接官との対話、両親、PJSの同期、先生、PJSのプログラム、訪問したOBの方、(説明会及びその場で話したOBの方)、就職活動中に買った本などです。

変化と言えば・・・

(1)新聞、本をよく読むようになったし、それらに当事者意識を持って接することができた。(自分なら~するみたいな考えを持つ習慣がついた)
(2)他大の人と交わることが多くなった。
(3)反省(面接、これまでの人生、他いろいろ)している時間が多くなった。
(4)少々ボコボコに言われても動じなくなった。

かなと思います。

6.今振り返ってみて、ご自身の考える「就職活動の成功」とはどのようなものですか?

非常に平凡な答えかもしれませんが、結果を出すこと、自分が第一志望に定めた企業から内定を頂くことかと思います。
例外はありますが、多くの就活生が第一志望と考える企業の多くは一流の人気企業です。誰もが似たような考えをします。

自分が当初希望した企業に行くことが得てしてなかなか難しいはずです。

あと、就職活動が終わった時点で、自分の決めた企業に心から納得し、この先数十年間、その企業の中で生活の大半を送る覚悟ができている状態は成功と言えると思います。

7.就職活動を成功させるうえで、どのようなことが大切だと思いますか?あれはもっとやっておけばよかった、あれはやらなければよかった、あれはやっておいて正解だったといったことはどのようなことですか?

2つあり、1つは1の項で述べたように、しっかりとした自分のwillを持ち、面接で伝えることです。

もう一つは、漠然としていますが、人間性を磨くことでしょうか。面接官に対して、発する言葉のひとつひとつ、見せる表情、声のトーン、そういったものがすべて評価の対象となることを常に忘れるべきではないと思います。普段の生活やサークル等の人と人のふれ合いの中で形成される何気ない仕草が人間性として表れ、そして面接では評価の対象になります。

先生がいつも言っている、主体性、協調性、論理性は私がイメージする人間性と似ているかもしれません。
たとえ、面接官から見て超A級の体験をしていなくても、今この瞬間(就活とか、人間性を磨くために)頑張っていることが重要だと思います。

やっておけばよかったことは、面接の経験をもっと積むことです。練習を積むこと自体が目的でなく、フィードバックをもらうこと、しかも信頼できる、できれば社会人の方からもらうことが必要だと思います。

理由は、自己分析にしても企業研究にしても、面接を通して最も深まったのが僕の実感であるからです。

やって正解だったことは、面接の振り返りを文章化して後で自分で反省し、いろんな人に見せたことです。

8.最終的にどこから内定を得て、どこに入社すると決意されましたか?その企業を選んだ理由はなんだったでしょうか?

昭和シェル石油に入社すると決めました。

自分が社会に対してどれだけプラスの影響を与えることができたか、ということ。それは自分一人がではなく、自分が会社という組織を借りて間接的に行えるモノでよいです。

その観点から見たときにエネルギーは産業の根幹であること、単に産業の基盤であるだけでなく、インフラとの違いは決して安定産業ではないこと、これからもっと改良していかなければならないし、地球の命運がかかっています。逆に言えば、今後、可能性が広がっている分野であるのは、日々のニュースでバイオや太陽電池や原子力発電を初めとする企業の研究開発がとりあげられていることからも自明です。

エネルギーや環境技術を扱うのは今やエネルギー企業だけではないことには注意しなければいけませんが。

自分としては、今あるエネルギーをもっと環境負荷の低いものにして世に送り出したいし、まだ普及していない新エネルイギーを普及させたいです。自分は文系なので研究開発はできないけれど、開発されたものをいかにして売るかといった問題解決、マーケティング力を今後身につけていくことで貢献できるはずです。

エネルギー企業の中で、次世代エネルギーの開発に力を入れている企業が候補に挙がります。実は他の石油会社、ガス会社もそれに力を入れている中でシェルの先見性は際だっていました。他の企業よりも開発が早いし、シェルグループの優秀な技術力を借りています。経営資源をそちらに重点配分しています。だから、自分のやりたいことを実現できる環境だと思いました。

ただし、商社や新日石に較べ、使える資源に限りがあること、太陽電池には競合が多数存在すること、石油産業が今再編の最中にあることは忘れてはいけません。

9.あらためてご自身の就職活動を振り返って特に印象深かったことはどんなことですか?あなたにとって就職活動とはどんな経験でしたか?

4月の中旬くらいに面接がうまくいかないので、面接官に会うのがいやになり、心が折れそうになった時、まわりのひと(両親、友人、先生はじめPJSのメンバー)と話してみて、就職活動を再開しようと決意したことです。

その時はじめて、後がなくなってようやく本気になった、もしくは覚悟を決めた心理状態になれたと思います。
就職活動はどんな経験か

・・・はっきり言って就職活動は今でも嫌いです。自分の弱い部分、見たくない部分ばかりが浮き彫りにされていきます。面接の反省をすれば必然的に自分の欠点が見えてくるからです。

ただし、自分にとってみたくない部分を勇気を持ってきっちりと見つめることがこの就職活動を通して何度かありました。

10.ご自身で伝えたいことがあれば何でもどうぞ。後輩たちへ向けて、アドバイスがあればそれもお願いします。

採用ホームページや説明会だけでは正直、会社研究はできない(というかあんまり参考にならない)のが僕の感想です。
財務情報ならば、どの部門が今後利益を上げているか、会社がどこに経営資源を重点配分しているか、人事ならばできる社員への接し方とできないへ社員の待遇の差、等、会社として表に出している情報から、少しひねりを入れてその会社の真実を探る必要があると思います。

個人的には、OB訪問なら自らの会社に対する思いを正直に打ち明けてくれるくらい親しい人、業界本でない、その業界について書かれた本(例えば、その会社の社員の自伝、とか)

親しい社会人から聞いた業界間比較などが有効かなと思います。

11.PJSについてお聞かせください。あなたにとってPJSは一言で言うと、どういう存在だったでしょうか?

自信の源 もしくは心の支え だと思います。

12.PJSはあなたと、あなたの就職活動にとってどのような価値があったでしょうか?PJSの何が、どんな役に立ったでしょうか?

役に立ったと思うのは模擬面接、模擬GDとGDのノウハウ伝授、ES添削、PJS生どうしの情報交換(勉強会とブログ)です。フィードバックをもらえて改善していける点が魅力でした。

また、ES添削では半ば常識となっていること、(書き方、例えば最初は結論ありきで書く、メッセージの絞り込み、など)を体系だって教えてもらうことで、安定感がでてきました。

後、個人的に感じたのは、少人数制であるため他のメンバーや講師との連帯感が強く、参加した際は密度の濃い時間を送ることができました。

また、終盤でのメーリスでの先生からの情報発信は単純に目からウロコのような内容が多く、自分の直近の選考結果に結びつくわけではありませんが、非常にありがたかったと思います。

13.PJSの限界や、不足している部分はどのようなものですか?何かそれを補う手立てがあれば、それも教えていただけますでしょうか。

学生同士の模擬面接などではどうしても学生目線を脱しきれないので、改善すべき点を洗い出せないことも多いと思います。
一流企業に勤める社会人の方のOB訪問+そこでの模擬面接 などを企画していただけると嬉しいです。
あと・・・先生が一人で全部やっていて大変そう・・・です。

基礎プログラムに較べ、就活ミーテのように学生どうしの議論で就活力を高める型のプログラムでは来ている学生の質が、そのプログラムでの収穫に直結すると思います。

だから、優秀な学生には一人でも多くPJSに来て欲しいです。

14.PJSはこんな人が活用するとよい、といったイメージが何かありますか?こういう人は向かないということや、PJSを上手く活用する方法などもあれば教えてください。

向いている人と思うタイプは特にありません。拘束力が強くない分、自分から積極的に参加しない(覇気のない)人、やる気のない人には向いていないと思います。(つまり途中でこなくなる人!笑)

PJSをうまく活用する方法は・・・何でもいいからこちらからアクションを起こすこと。

自己分析でもESでも個人的な相談でもできる限り先生に送り、先生を使い倒すことだと思います。現状では先生に個人的に相談するのが最も就活力を上げるのに効果的だと僕は観じるからです。

勉強会等の企画も面白いですね。

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