IT業界の企業分析

NTTデータ

IT業界は、大きく分けると、ハードウェア業界、ソフトウェア業界、ネット業界、情報処理サービス業界に分けることができます。以下この4つの業界についての説明です。

■NTTデータ
◆基本データ◆ 平均年収・807万円 平均年齢35.8歳
◆社風◆ <自発性・自立性の尊重>社員自らが考え、行動を起こすボトムアップを奨励する社風があります。

人間関係がフラットで、上の職位の方が、末端の一社員の言うことにしっかり耳を傾けてくれる雰囲気があります。また、仕事に対して真面目で、愚直なまでに品質を高めようとする風土があります。しかし、スピードを求められているのに、つい品質にこだわってしまうあたりは難点です。
また、女性活躍の場としての社風もあります。育児休暇、時短制度などが充実していることや、勤務地がほぼ東京都内ということもあり、女性社員が活躍しやすい環境が整っています。

以下、社員の意見を発信できる制度です。

・ 社内SNS

主にセクショナリズムを打破するための施策です。

・ NEXT活動
身近な問題に自ら気づき、リスクを恐れず自ら進んで問題解決へ向け行動するという繰り返しの手段を通して、自律的、能動的な力を高めよう、という活動です。 仲間を巻き込んでチームを作り組織横断で会社へ提案したり、代表取締役が職場を訪問し、社員と率直な意見交換を行うなどの取り組みがあります。

◆強い事業◆ 社会インフラなどの大型システム構築
◆強み◆
・中立性 ・ハードウェアによらないマルチベンダ技術

お客様の要望に柔軟に対応、またお客様のニーズを起点としてシステム開発を行う。

・技術力・信頼性 ・ナショナルプロジェクト等の超大規模システム構築実績
全国銀行データ通信システムなど国家規模のプロジェクト実績を持っています。

・実績に培われた技術力
「iモード」を支える「Circus」や日本最大級のカード決済総合サービス「Cafis」,ERPパケージでのJR東日本会計システムの構築など様々な実績とノウハウを蓄積しています。

・先見性 ・業界横断的なビジネス展開からITを活用した新しいビジネスモデルの創出

社内人事では、新規事業人材という人材区分を設けていて、社内からも積極的に新規ビジネスを作り出そうとしています。

・積極的なR&D(研究開発)

毎年100億円規模の研究開発投資を行っています。

◆目指しているビジョン◆ <NTTデータのビジョン>

システムを導入するSI業に留まらず、企業の業務改革やビジネスモデルの転換に貢献する「事業パートナー」「ITパートナー」を目指しています。

<NTTデータグループの理念・ビジョン>
NTTデータグループは、情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献します。
そして、「世界的視野とスケールでITを使って社会を変革していく企業」を目指しています。

◆他 <海外展開>
お客様のグローバルビジネス展開をサポートするため、海外の拠点を拡充するなどNTTデータは本格的海外展開を進めています。
進出地域としては、北米、ヨーロッパ、東南アジア(タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール)、中国。

ヨーロッパ地域と北米地域は、M&Aを通じて進出。米におけるデータセンター事業からは撤退し、ソリューションビジネスに軸足を移していく方向に進んでいます。今後は、このような選択と集中による成長分野への経営リソースの重点配分を実施することで、北米地域での積極的な事業展開を行います。(今後は、M&A統合により、米国全土における拠点網の拡大を行っています。)

アジアは、海外拠点を設立して進出。日系グローバル企業のお客様からITシステムサポートへのニーズに対応する方向へ向かいます。日系企業などの生産拠点、販売拠点におけるITを活用した業務改善サポート、サプライチェーンなどのシステム導入支援、保守・運用サポートなどのサービス提供を開始しています。今後も当社のアジア地域でのサポート力を強化し、通信インフラからアプリケーションまで幅広く対応する予定です。

<公共事業縮小へ>
省庁・金融機関向け大型システム受託に強いが、社保庁など省庁で情報システムの契約慣習を見直す機運があり、公共依存からは脱却の方針です。今後は、海外売上を先2年で5倍以上に拡大する中期計画実現に向けて、さらにM&Aに力を入れます。

■NTTデータ(選考) 09年
■求める人材 未来創造する情熱とバイタリティあふれる人材
■採用人数 550人(09年)
■選考スケジュール
3月 4月 5月
筆記試験    
面接  
最終面接  
内定  
■選考内容
■ES ・志望理由
・NTTデータで何をやりたいか
・学生時代頑張ったこと
・自分の長所・短所
■筆記 Webテストとテストセンター
■面接
一次 面接官2人 対 学生1人 約20分
 
(例)普通の面接 ESに沿った形で、質問をされます。
二次 人事1人・社員1人 対 学生1人 約20分
 
・普通の面接
 
(例)・何でNTTデータ? ・学生時代に力を注いだことは? ・入社して具体的にやりたいことは?
最終 人事1人 対 学生1人 約20分
 
・今までのまとめと基本事項の確認
対策 NTTデータはIT業界では数少ないリクルート制みたいな形式を取っている企業です。
私が知る限りでは、早稲田・慶応大学で独自に行なわれるセミナーに行った際に個人情報を記入します。

このセミナーに足を運んだ方が、少し有利になるかもしれないと思います。
(正確には、OB・OGの方からメール等が来て、OB・OG訪問をすることができるのですが、内々定に直接なるということはないので、リクルート制とは異なります。)

ISID

■ISID
◆基本データ◆ 平均年収811万円  平均年齢36.5歳
◆社風◆ 30年以上の歴史を持つSIerのため、大手特有の堅さがあるとイメージされがちですが、実力次第で、年次に関係なく上を目指せる実力主義体制や自由な風土があります。また、全社員のうち約40%が中途入社のため、多様な専門分野をもった人々がいます。さらに、形の無いものを売る企業(電通)が母体にあるため、サービスマインドが非常に高い社風です。
◆強い事業◆ 製造分野、金融分野
◆強み◆  
・中立性 特定のハードウェアやOSに制約されることなく、オープな立場で顧客に最適なソリューションを提供しています。
・先駆者的体質を持つ ISIDは民間で初めて、邦銀の海外進出を支える国際系システム構築を担いました。(金融分野)
また、日本で始めて紹介したCAEを始め、CAD・CAM、PDMなどのエンジニアリング・ソリューション・サービスをいち早く市場に提供。(製造部門)
・営業部隊からの分社化というISID創立の背景 お客様にソリューションを卸していく営業部隊が分社化してできたという経緯があり、一般的なIT会社などでよくある開発部門の分社化ではないのが大きな特徴。その背景から、現在でも非常に強力な営業部隊を強みとしています。
・電通のマーケティングノウハウを有する 電通グループのSIerであり、様々なマーケティングのノウハウを持っています。電通とのコラボレーションを強めながら、オンリーワンのソリューションを提供できます。
・グローバル対応力 米国、欧州、アジアを中心に8社の海外拠点を持っていて、海外の商習慣や文化にも慣れています。そのため、海外に多くの生産拠点や販売拠点を持つ日本の大手企業に国や拠点をまたがっていても、共通したシステムを提供できる体制が整っています。
◆目指しているビジョン◆ ”日本発世界一”をテーマに掲げ、多くの事業に挑戦しています。
「IT産業界で日本発世界一の製品・サービスを作り出したい」
今後は、海外拠点を武器に、グローバル展開する企業向けのビジネスをさらに加速させる考えです。
当面は、海外進出している日本企業向けのビジネスが中心となりますが、将来的には海外企業への展開も視野に入れているそうです。
   
■ISID (選考) 09年
■求める人材 コミュニケーション能力のある人が基本、さらに理解力・判断力のある人
■採用人数 43人(09年)
■選考スケジュール
3月 4月
筆記試験  
面接  
最終面接  
内定  
■選考内容
■ES ・あなたの有言実行エピソード
・大学時代に情熱的に取り組んだこと
・個性を自由に表現(フリースペース)
■筆記 面接前に、テストセンター受験 ⇒  最終面接時にクレペリンを受験。
■面接
一次 面接官 3人 対 学生 4人 約30分

 ・170枚のカードから一枚を引き、即題2分間スピーチ。
  
(例)・努力しないでうまくいっちゃったエピソードor努力してうまくいったエピソード

 ・社員からの質問(ユニークな内容と言われている)

  

(例)・前世は何だったと思う?・周りからどんな人だと思われているか

二次 人事1人・部門1人 対 学生 1人 約30分

 ・普通の面接。
  
(例)・なんでISID? ・営業に必要な要素って何?

三次 人事部長・専務 対 学生 1人 20分

 ・普通の面接ですが、時間が短いです。

最終 人事部長・役員 対 学生 1人 20分

(例)・学生時代頑張ってきたことの中での苦労 ・10年後どういう姿になっていると予想するか
   
・ISIDのイメージ ・パンフレットの中で一番印象的だったのはどこか

対策 大学院生の採用人数が他社に比べて多いので、学部生の競争は他より激しいです。
また、ESでは自由欄があるなど、ユニークさを求めているので、他の企業で使っていた形式的なESではなく、
自分の個性を発揮していただきたいです。

CTC

■CTC
◆基本データ◆ 平均年収 756万円  平均年齢 35.8歳
◆社風◆ 人材を型にはめ込むようなことはしないフラットな社風です。CTC社員の約6割がキャリア入社(転職)者のため、多様な人材が活躍しています。
◆強い事業◆ 情報通信業界、金融業界、製造、流通
◆強み◆
・統合から生まれたITライフサイクルをカバーする力 インフラ構築に強みを持ち、情報通信業界、金融業界に強いCTCとデータセンター事業をコアとして流通分野、アウトソーシングに強いCRCが経営統合することで、特定の業種・業務に強みを持つユニークな総合力を兼ね備えた会社へと発展しました。
現在は、情報サービス:4 SI:3 製品販売:5 というユニークなビジネスモデルを目指しています。
・グローバルパートナーシップを活かした強み アメリカ、ヨーロッパをはじめアジアを含む世界9カ国約200社にわたるIT先進企業とのグローバルパートナーシップにより、世界のベストな技術や製品を厳選し、徹底的な検証のもとに組み合わせ、きめ細かい保守サービスのもとにワンストップで提供する体制をとっています。
今後、優れた製品を持っているが、日本での販売チャネルや保守サポート網を有していない海外パートナーとの関係を強めていきます。
また、世界中の優れた製品をいち早く発掘し、万全なサポートと共に提供することを通じ、日本のお客様にとって最大のビジネス価値を引き出すお手伝いをしていくのがCTCのミッション。
◆目指しているビジョン◆ “ユニークネスの集合体”を将来像に掲げています。
特定の業種、業務に強みを持つユニークさとともに、ITライフサイクルをトータルにサポートできる総合力を備えて、お客さまとより深いお付き合いをし、常に最適なサービスを提供して行きます。
■CTC (選考) 09年
■求める人材 誠実さと向上心を持ちコミュニケーションを重視する人
■採用人数 157人(09年)
■選考スケジュール
3月 4月 5月
筆記試験    
面接    
最終面接    
内定  
■選考内容
■ES ・大学時代に挑戦したことは何か?その結果得られたものは何か?
・最も充足感を感じるのはどんな時か?
・IT業界に興味を持ったきっかけ
・自分を一言で表すと
■筆記 テストセンター
1次面接後に英語のマークシート試験 (*年度ごとに変更があります)
■面接
一次 社員 2人 対 2人 約50分

(例)・志望動機
   
・学生時代に頑張ったこと
   
・ストレスへの耐性について
   
・CTCのイメージ

最終 社員 2人 対 学生 2人 or 社員2人 対 学生1人 約15分
 
(例)・CTCに求めるもの ・自分の弱み
対策 英語の試験があります。難易度はあまり高くないですが、英語嫌い・苦手の人は、早めの対策をしておくといいと思います。

ユニシス

■ユニシス
◆基本データ◆ 給料・840万円 平均年齢42.3歳
◆社風◆ 外資系ですが(2006年より外資との資本関係を解消)、堅実で日本企業的な社風を持っています。
また、文系SEの比率が35%と高く、パソコンについて詳しくない文系の方も充実した新人研修で万全のサポートを行ってくれます。
◆強い事業◆ 金融部門、電気分門
◆強み◆
・顧客満足度の高さ 日経コンピュータ誌が実施する例年顧客満足度に上位でランクインされ続けている。取引先のお客様から高い評価をいただいてる。
・オープン化 ユニシスが培ってきたミッションクリティカルなシステム開発のノウハウをウィンドウズおよびリナックスベースのオープンシステムに移植することに力を入れている。三井住友銀行、セブン銀行といった金融機関において、勘定系システムをオープン環境で導入するケースも増加している。
・働きやすさ IT業界では、2~3年での転職が当たり前ですが、ユニシスの平均勤続年数は17年と非常に長いです。「社員一人ひとりが資産」と考えるユニシスで働き続けることが魅力的であることの証だと考えられます。
・お客様とのリレーション ユニシスは、約50年の歴史を持っていて、その中で7000を超えるお客様にソリューションを提供してきました。そして、そのお客様から「また、ユニシスにお願いしたい」と言われるリレーションを築きあげています。
◆理念◆ 「U&U(Users & Unisys:顧客第一主義)」を掲げ、経営課題の「分析」から「解決」に至るまでの一貫したサービスを提供。激動する市場環境を見据えて社員全員が改革への強い意志を持ち、お客様の経営課題に対して適切なITサービスを提供できる新のパートナー=『顧客価値創造企業』になることを使命としている。
■ユニシス (選考)
■求める人材 論理的な思考と考えを的確に伝える力がある人
■採用人数 139人(08年)
■選考スケジュール
3月 4月
筆記試験  
面接  
最終面接  
内定  
■選考内容
■ES 履歴書のみ
■筆記 ユニシス独自の問題です。
論文問題があります。(例)会社選びの軸、キャリアビジョンの選択
■面接
一次 学生 1人 対 社員 4人
 
(例)どういう事がやりたいのか? 何故ITを目指したのか?
最終 (例)何でNTTデータ受けてないの?
  

(結構IBMやデータなど同業大手他社と比べてきます)
 
・あなたにとってSEとは?・具体的にどんなシステム作りたい?
対策 面接が2回と少ないため、1次面接突破が大きな壁となっていると思います。
1次面接から万全の準備で臨むことが大切です。

執筆者からアドバイス

1.IT業界の面接官はコミュニケーションが円滑にいかない方が少し多い

私は、はじめ金融業界を受けていました。そのため、どうしても金融とITの方を比較してしまいます。IT業界の方は、金融業界の方に比べ社員または面接官から積極的に質問を投げかける、ということが少ないと思います。また、形式的に面接官が持っている用紙に書いてある質問を淡々と一つずつ質問する人などが多いです。結構おとなしい感じの人も多いです。そのため、積極的にアピールする必要があると思います。特に、最後に何か質問はありますか、と言われた際には、アピールを必ず忘れずにした方が良いです。

2.具体的にIT業界、そして志望企業でやりたいことを言う

他の業界にもありますが、「あなたが入社してやりたいことは何ですか?」という質問に対して、IT業界はモノ・仕組み・システムとして最終的に作り上げることがメインですので、他のサービス業界以上に、具体的にどのようなモノを作りたいのか述べる必要があります。加えて、それをただ作りたいという希望だけでなく、それと類似したものは世の中にすでにないのか、さらには、それを作り上げるためには志望企業のどのようなリソースを使えば良いのか、などしっかりと調べて面接に臨む必要があります。

3.IT業界以外も受ける

ITは、他の業界でも必ず利用されています。そのため、ITがどのように他の業界で利用されているのかなど考えながら受けると、IT業界への志望理由や業界分析などがより深くなるのではないかと思います。

セミナー日程

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2018年3月卒業見込みの方を対象としております。「就活には絶対後悔を残したくない!」「気軽に就活のお悩み相談をしてみたい!」と思う方はお気軽にご参加くださいませ。

■ Schedule -無料相談会日程- 

12月9日(金)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月13日(火)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月15日(木)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月19日(月)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月21日(水)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月27日(火)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

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