グローバルメーカー業界分析

はじめに~グローバルメーカー業界に興味のある皆さんへ

本稿では、主に日系メーカーに焦点を当てる。理由としては、(1)国内で存在感を示しているのは日系メーカーであり、メーカーを志望している多くの人が日系を希望しているという予測から(2)自分自身が日系メーカー(の極点)しか本格的な企業研究を行わなかったためである。

また“グローバル”メーカーを希望しているとのことで、基本的に“海外”に対して仕事を行いたい希望があることを前提として進める。

また著作者本人が文系出身であるため、文系の目線での内容になっている。理系の人々にとっては、企業分析方法や選考ステップに大きな違いがあるので注意いただきたい。

グローバルメーカーという業界は、他の業界に比べて比較的イメージが沸きやすい業界である。日本のメーカーが世界で認められるようになり久しく、世界ベースで日本の技術力(モノづくり力)は高いとの評価がなされている。つい先日行われた世界陸上の宣伝広告などを見ていても、タイマーはSEIKO製であるし全ての選手のゼッケンにはTDKロゴと社名が、マラソン選手と帆走している車はトヨタのプリウスである。北京オリンピックで音響、映像のすべてを請け負ったのはパナソニック(松下電機)である。このように、世界に対して日本のメーカーは存在感を示しており、ある種国の誇りともなっている点で、人々の間の認知度は高くイメージが沸きやすい。

同時に、メーカーの商品は“見えるモノ”がメインであるので、幼い頃から商品に触れる機会が比較的多いと考えられる。電気メーカーであれば電気機器を、自動車メーカーであれば自動車を売っているのである。またこれらは大衆に向け販売されているので、マスに向けた広告がなされており日々目にしている。

このように、(1)世界に対するプレゼンス(2)生活への密着性を要因として、グローバルメーカーという言葉からイメージがすぐ出てくる状態にいる。しかし、就職活動生に取ってそのイメージが落とし穴になっている。

例えば、ソニーは家電のイメージが強いが映画や音楽でも世界トップクラス、国内では金融事業も行っている。パナソニックもデバイス事業というBtoB(法人対法人)の事業があり、見えないところで世界中のメーカーに部品を供給している。三菱電機は、通常我々が眼に触れる家電よりも社会インフラ(電力施設や宇宙関係)に重きをおいている。よって、企業を見る際、他の業界研究と同じくゼロベースで考えることをお勧めする。

また、これらは有名企業だが、日本には一般知名度はなくとも世界に類を見ない技術力を持つ会社が多く存在する。例えば、アドバンテストは機械のための試験機で大きなシェアを持っているし、旭硝子は世界トップのガラスメーカーである。“グローバルメーカー”で働きたいのであれば、知名度は低くとも世界で存在感のある会社を研究してほしい。海外で働くチャンスは大きく転がっている。

1.そもそもグローバルメーカーとは何か?

メーカーとは、日本語の「製造業」・英語の“Manufacture”にあたる和製英語である(間違っても英語圏で使わないように)。その意味するところは、「原料に手を加えて品物をつくり上げる産業(大辞林 第二版(三省堂)」となっているが、個人的な意見としては「目に見えて触ることができる“モノ”をつくりあげ販売している産業」としたい。“つくる”という概念だと金融商品も“つくる”ものであるし、サービスも“つくる”ものであると思うからだ。あくまで“モノ”として目にすることができ、触れることができる商品を扱っているのが製造業=メーカーである。

では、そのメーカーが何故グローバル化したか。その理由としてはバブル以降の国内需要の低下と、IT発達その他による地球規模でのボーダレス社会に変化してきたことが考えられる。最近では国内マーケットよりも海外マーケットの売り上げの方が多い企業も増えており、今後もますます海外マーケットに依存することは明白である。しかし、日本のメーカーは世界的に見てグローバル化が進んでいるが、多くの企業が未だ国内マーケットに依存しているのが事実である(何故なら日本のマーケットは莫大であり、日本の企業としては日本国内の方が商売を行いやすいからである)。今後は海外売上比率を上げるだけではなく、外国現地採用の社員のグローバル交流を図るなど真の意味でのグローバル企業化が必要となってくるだろう。

そのような意味で、世界から技術力が認められている日本のメーカーがグローバル化を進める中で、仕事ができれば商社や金融などより世界を飛び回るメーカー営業マンが出てきてもおかしくはないと筆者は考える。(注意;真のグローバル企業なら現地社員で現地法人を回せるようにすべきだとの議論もある。しかし、ヘッドクォーターが日本にある限り、その企業理念などを浸透させる意味においても日本人が派遣されることは当然であると思う。)

2.グローバルメーカーの種類

まず「メーカー」という言葉を聞くと一般的に思いつくのが、トヨタやホンダ、パナソニック、日立、東芝などのいわゆる自動車や電機メーカーである。その理由としては先にもあげたよう①世界に対するプレゼンス②生活への密着性が考えられる。

しかし日本にそれ以外に多種のグローバルメーカーが存在する。世界の原子力発電所の製造には東芝または日立、三菱重工業が必ずどこかで絡んでいる。日本は精密機器分野では以前世界トップクラスであり、二コンなどのメーカーが世界で活躍している。また日本食の需要が世界で伸びる中、今後食品メーカー(特に日本食に特有のモノをつくる企業)は今後世界展開を急ぐのではないかと考えている。

このようにメーカーと言っても、自動車・電気(白物/黒物)・重電・精密機器・食品etcと様々である。自分が何をどのような理由で扱いたいのかを、よく見極めた上で就職活動を進めるべきである。というのもその企業が扱う“モノ”(更には同じ業界であっても商品の細かい差や社風)によって自分に向き不向きが出てくるからである。

自動車業界は比較的長期スパンで製品サイクルが回る。時には10年のスパンで新しい商品が開発されることもある。また同時に、人の命を乗せて走るという大きなミッションも背負っているため、相当慎重に進められることが多い。しかし、自動車はマス相手の商品の中では最も単価が高く利益がでる。同時に日本の自動車メーカーは世界で常に高い評価を受けており、世界を相手でも商売が行いやすいとのメリットがある。

日本の電機メーカー各社も世界では高い評価を受けている。海外へ行くと先進国であれ発展途上国であれ日本のメーカーの広告は常に目に入る。もちろんこれらの商品は、世界中の一般家庭でも使用されており、特に発展途上国であると「どんなに古かろうが日本の製品は長持ちするから使い続ける」という人も少なくないようだ。

一方、電機メーカーの社員は口を揃えて「自動車メーカーは羨ましい」と言う。理由としては、①自動車に比べて単価が低い②自動車に比べ製品サイクルが短い③自動車に比べ競争相手の激化が挙げられる。特に②と③に言及することが多い。
電機メーカーの製品サイクルは大変短い。各社の競争が激化するなか、次々と新しい製品が売り出される。すると前のモデルは既に古いものとみなされ(現在では販売の主導を握っている)量販店に価格を下げられ利益が出ない、というサイクルが生み出されているのである。また、海外競争に関して、欧米のメーカーのプレゼンスはかなり低下したものの、現在日系メーカーは韓国のサムスンやLG電子(両者ともに高品質/低価格)に負ける市場を増やしている。今後は、更に市場が激化するなかこれら新興企業との競争に勝つことが成功の鍵になるのではないか。

また電機メーカーの中には、総合電機メーカーという分類がある。東芝、日立、三菱重工、三菱電機などである。これらの企業は家電から航空宇宙関係まで扱う幅の広い商売を展開している。特に日立はテレビなどのイメージが強いが実際には発電所建築などへ主力をシフトさせている。世界の社会インフラの整備に貢献したい人などはこれらの業界を研究して受けてみるのも良いのではないか。

以上のように、自動車メーカーと電機メーカーを比較しただけでも、大きく違うことが分かる。しっかり自己分析した上で、自分に合う業界を見つけてほしい。※詳しい分類方法は業界地図などを参考にしていただきたく思う。

3.どういう仕事か、その魅力

ここまでを読むと“モノ”がいかに重要か少しは感じていただけたのではないか。つまりはその企業が扱う“モノ”によって企業間に大きな違いが生まれてくる。では企業にとってはその“モノ”を作る人が重要、つまりは理系の人間の方が大事ではないのか。

答えはYESでありNOである。

企業にとって、モノを作る人は大事である。開発の人間次第で売上が大きく作用することは明白である。よってメーカー各社は毎年大量の理系出身者を採用する。(昨年の氷河期でも、事務系採用を中止した企業も理系採用を辞めなかった。)

では、事務系は商品を売るだけの言わば“営業”だけの仕事か?

いや、違う。もちろん事務系採用の多くの人間は営業から始める。しかし、この仕事はモノを売るだけの仕事だけではなく、消費者のニーズをくみ取って開発者側に伝えるという大事な役目がある。プロダクトアウトだけではモノは売れない。マーケットインとの擦り合わせで商品を作る結果、売れるモノが出来上がるのである。そのマーケットの情報を握っているのが事務系の営業・マーケット部隊であり、開発者にとって大事な存在である。
その他としては生産管理(主に生産体制の効率化やボトルネックの解消、コストダウン、サプライチェーン)や経営企画、人事、会計などの仕事も事務系が担う。対比人数では圧倒的に少ない事務系ではあるが、企業の中心として活躍できる存在ではないか。

ではその魅力は?

個人的な意見としては以下の点がある。

1)グローバルなプレゼンスが高い

しつこいようだが、日本のメーカーは世界でのプレゼンスが高い。有名企業となると世界中の何処へ行っても誰もが会社を知っている。そのような環境の中では、商売が行いやすいのではないだろうか。

2)まだまだこれからグローバル化が進められる

世界にはまだ生活水準が日本に追い付いていない国が多数ある。それらの国に新しいマーケットを開拓、発展させる仕事がこれからも待っていると考えられる。よってメーカー各社は世界に飛び出たい学生を本気で探しており、将来国際的に活躍したい学生にとっては魅力的な業界である。

3)クリエイティブな仕事である

一見クリエイティブとは縁遠い業界のようである。しかし、これは間違いだ。極端な例ではあるが、人間というのは「何が欲しい?」と聞かれたときに「液晶テレビが欲しい」と既存に存在する商品を挙げることが主である。「テレビやラジオの聞けるメガネ」など想像力を働かせたものに欲を見出すことはまれである。もちろん心の底にはそのような欲があるのだが…

その心の底にある欲を想像し、作り上げるのがメーカーの役目である。そして商品を販売した時に消費者が「そう!こんなものが欲しかった」と言わせて買っていただくことに目的がある面もある。このように「人はどのようなものに欲があるか」を想像し形にしていくことに面白さがあるのではないか。

またメーカー事務系(特にB to B)の仕事は、みなさんのイメージだと「安定していて、おとなしい雰囲気。あとは営業。」ではないか。あ、そのとおりだ!と思った人、もう一回読み返してみるべき。「安定していて、落ち着いた雰囲気」って、仕事の内容ではない。

それは「あなたが感じているメーカーへのイメージ」である。学生が思っているイメージほどいい加減なものはないと、最近考えるようになった。「商社は派手、メーカーはおとなしい、銀行は真面目、コンサルは知的」なんて、完全に間違っているとは思わないが、それだけではない。

そこでメーカーの企業研究を進めると気付くことがある。それは、「メーカー(事務系)の仕事って、商社+コンサルだな。」ということだ。

商社の仕事とは、海外を飛び回り、現地の人との交渉を頻繁にしている(営業だったり資材調達だったり。) イメージがあって、 コンサルは経営課題の解決に尽力し、将来はその人自身が経営幹部としてやっていけるようになる。そんなイメージではなかろうか。

現代の日本のメーカーは、その両方が求められていて、昔は商社が担当していた「海外での交渉」を、自社でやるようにシフトしている。(でなくては、海外売上比率4割は実現できないし、海外子会社を多数抱えている理由もない。メーカーが自身で海外で生き残れるようになった今日、商社は投資銀行的な業務にシフトしているあけである。)

実際、入社してから数年以内には事務系社員のほとんどが海外に行ったり、海外顧客を担当に持つようになるそうだ(特にB to Bメーカーでは)。

あと、B to Bメーカーでは「大卒の事務系社員」が非常に少ないのが現状だ。連結ベースで数万人という社員数になりながら、「大卒事務系社員」の採用は20人、30人とすごく少ない会社が多い。その人数で『営業・生産管理・購買物流・総務人事・経理財務・法務・広報IR・システム企画・経営企画』の全てを担当するので、必然的に経営全般の分野を濃密に学ぶことになる。(もちろん企業ごとの差はあるが。これってよく考えるとスゴいことで、経営人材への近道かもしれない。)「経営を学ぶ=コンサルだ。」ではないと思う。

4.会社ごとの違い

本稿では以下の2社に関して簡単にではあるが取り上げたいと思う。なお、従業員数や売上などHPで調べていただきたい。ここでは、OB訪問や会社説明会で感じた主観的な意見を述べさせていただく。

(1)パナソニック株式会社

ⅰ.概要

「経営の神様」松下幸之助が大阪に設立した世界的電機メーカー。(今日でも関西では「天下の松下」と呼ばれている)。多種多様な電機製品を扱っている。テレビなどはもちろんのこと、白物家電やキッチン周り、車載製品などその取扱い分野は幅広い。またパナホームでは一戸建てを立てており、文字通り「家一軒」賄える電機メーカーだ。またデバイスなどのBtoB製品も好調である。

この会社の特徴は何より昨年行われた社名の変更である。「松下電器産業」から「パナソニック株式会社」へ社名変更、製品ブランドもパナソニックに統一し(ナショナルブランドの廃止)、世界戦略へ向けて大きな一歩に踏みでた。08年のスローガンはGlobal Progress, Global Profit, Global Panasonic。パナソニックといえば世界的電機メーカーではあるが、その海外売上比率はまだ50%に満たない。今後は国際戦略が企業の成長のカギとなるので、それに対していいタイミングで布石を打ってでた印象がある。

とはいえ、今日でも海外に対するプレゼンスは大いに発揮されている。有名な話では北京五輪の機材はほとんどパナソニックの製品が使われた。また筆者個人的な印象だが、東南アジアを旅行した際、広告がもっとも多く且つ効果的だと思ったのがパナソニックであった。

このようにパナソニックはこれから成長するメーカーであることは間違いない。海外部隊も多く必要とされているようなので、海外で働きたい人にとっては良い環境ではなかろうか。

ⅱ.社風

松下幸之助の人柄に表れているような、温和な人が多い印象を受けた。至って日本人的。バランスのとれた肉食系(内面ガツガツ、外向き優しい)な人の集団。社内も学生がイメージするような典型的な日系企業であるようだ。
しかしあまり個々人の特徴を感じなかった。突出した個人よりチームという印象が強い。またダイバーシティーがまだまだだと聞いた。外国籍の社員や女性でも働きやすい環境が必要であるらしい。

また自社の商品や愛社精神がある人が多いように感じた。それが多くの人が定年まで過ごす所以であろう。
この会社を志望する場合、松下幸之助の本やパナソニックの企業本を読んでおくことを強く勧める。

ⅲ.選考

説明会… 12月に大掛かりな会社説明会が東京と大阪で開催される。その日は社員の方が多くいらっしゃるので参加することを強く勧める。その後のOB訪問繋げることができる。

OB訪問… 随時開催。なるべく多くのOB訪問を進めるべき。(筆者は計10人、大阪までOB訪問した)。これらの先輩社員の勧めによりリクルーターが付くか付かないかが決まる。ちなみにリクルーターが付くには「先輩社員懇談会」という懇談会形式のリクルーター面談がありそれにパスしてやっとリクルーターが付く。リクルーターが付くとES、一次面接は形式だけでパスできる。

ES… 自己PRや志望動機、パンソニックで何をしたいかなどオーソドックスなもの。ESの通過率は高いと予想される。
一次面接… グループ面接で持ち時間一人10分程度。先輩社員(人事畑の人多し)。「モノ」を一つ持ってきて自分をPRする。人によって持ってくるものは様々でギターで熱唱する学生もいて運任せ。うまく自分をアピールできるようにしておきましょう。

二次面接… 個人面接20分程度。先輩社員。志望動機や自己PRなどオーソドックスなもの。筆者、ここで自分の思いを喋りすぎて敗退。

(2)ソニー株式会社

ⅰ.概要

営業マン盛田昭夫と技術マン井深大によって設立された世界的電機メーカー。テレビのトリニトロン技術に始まり、ウォークマンやバイオなど常に人々に新しいライフスタイルを提供し続けようとしている組織である。かの松下幸之助が「我々は東京にソニーという研究所がある」と言ったくらい新しい商品の開発では先を進んでいた時期があった。(しかしモルモットと呼ばれる所以はそこにある。売るのが下手で早い段階で他社に技術を奪われてしまう。)40~50代の人なら「テレビはソニー」、20~30代なら「オーディオのソニー」や「PS」と各時代でブームを起こしてきた。(正確には50年代「ポケッタブルラジオ」→60年代「ビデオテープレコーダー」→70年代「ウォークマン」→80年代「ハンディカム」→90年代「AIBO」→00年代「FELLCA」)しかし現在ではアイデアが低迷、ウォークマンやPS2のようなヒット商品は出てきておらず泣かず飛ばずの状況である。これは小さなベンチャー企業から大企業となったソニーがぶつかっている壁である。今一度、ベンチャー精神あふれる人材が生き生きを「世界一」「世界初」のユニークな商品を開発する環境が必要である。

ソニーの大きな特徴としてはエレクトロニクスの他に映画会社(ソニー・ピクチャー・エンタテインメント:スパイダーマンや007シリーズの制作、DVDの版権など)、音楽会社(ソニー・ミュージック・エンタテインメント:マイケルジャクソンやYUIなど所属アーティスト多数)、金融(ソニー銀行、ソニー損保)を保有している巨大コングロマリットである。世界的に見てこれほどハードとソフトを持ち合わせている企業は類を見ない。それだけ新しいビジネスモデルを見つけ出す鍵は多数あるようだが、それは間違えている。マネジメントリソースは限られているし、多くの分野に進出すれば専門性を持った小さなライバルは多数だ。

海外売上比率は75%と高い。世界でもプレゼンスは高い。また地域によってソニーのイメージが異なる。日本ではエレクトロニクス、アメリカでは映画・音楽会社、インドではテレビ会社との具合である。また近年、人材の交流にも力を入れており、海外現地法人採用の社員にグローバルなキャリアパスを与えている。品川の本社でも外国人が多く驚いた覚えがある。

ⅱ.社風

ソニーは外資系企業である。株主は半数以上外国人であるし、トップも日本人ではない。しかしこれは悲観することではなく、ソニーが今後世界で成長するためには必要なことではないか。

付随するように社員も外資系の人間が多いように感じる。合理主義的。そして自由。社風としても服装は自由であったり茶髪がいたりと日系企業にはない個性が光っている集団である。内定者も「すごい!」というより「面白い!」と思う人が集まっているように感じる。そのような人材が求められているのではないだろうか。

ⅲ.選考

説明会… 11月に自社説明会あり。その他懇談会もあり。リクルーター情報は不明。

OB訪問… 小生一切やっておらず不明。しかしOB訪問をすることは強くお勧めする。

ES… 自己PRと志望動機。長くない。面白いことが求められている。

一次面接… オーソドックスな個人面接。若手の先輩社員。20分程度。筆者は5分で終了した。

二次面接… オーソドックスな個人面接。中賢の先輩社員。20分程度。

最終面接… オーソドックスな個人面接。人事面接。30分程度。人によってはこの人事面接で1時間かかる。またかなりの圧迫面接が展開されるとのこと。(筆者は無難に30分で終了)面接が終わるまで最終面接だと知らされない。

(3)本田技研工業

i.概要

松下幸之助と同じく、多くの著書を残している本田総一郎が設立した世界的自動車・バイクメーカー。最近ではインサイトの発売とF1撤退のニュースが印象に残っている。

この企業の特徴は何よりも「自由の追求である」。特に研究・開発部門への投資が多く、年々様々な商品や特許が開発されているらしい。最近であるとジェット機の開発がその象徴ではなかろうか。

またホンダ製のバイクは世界中で乗られている。筆者が東南アジアを旅行して実際見たところ、発展途上国の多くではまだまだ自動車の普及は少なく、バイクが主な交通手段である。その中でも、ホンダのプレゼンスは高く、現地の人と話しても多くの人間が「いつかはホンダのバイクに乗りたい」と話していたのが印象的であった。このように、大手自動車メーカーの中でも、先進国には車・発展途上国にはバイクと広範囲のマーケットをカバーできている企業である。

ⅱ.社風

ホンダに関しては、会社説明会への参加やOB訪問は一切行わなかったので、正直なところが分からない。しかし、選考会を通して人から感じたのは暖かさである。これは次に述べるとする。

ⅲ.選考

説明会… 11月に自社説明会あり。リクルーター情報は不明。

OB訪問… 小生一切やっておらず不明。しかしOB訪問をすることは強くお勧めする。

ES… 志望動機や自己PR。A4サイズ3枚を手書き。就職活動中最も苦戦したESであった。ESで相当数の人数(噂では1%も通過していないとも…)が削減されるのでしっかりしたものを提出することをお勧めする。あと手書きESの場合はコピーをとることはマスト。小生コピーを忘れ、ホンダの志望動機を聞かれ頭が真っ白になった覚えがある。

一次面接… 社員2人対学生1人の個人面接。中堅の先輩社員。30分程度。かなりこの時点で深堀される。また突発的な質問も多種多様で面白かった。「トヨタに勝つにはどうすればいい?」「なんで日本の製造業は発達したと思う?」

グループディスカッション… 最終面接前に学生6名でGDがある。監督として社員が2人付く。内容は抽象的なものであり、考察30分程度、発表5分。終始和やかな雰囲気で進む。確か内容は「ホンダの売り上げを伸ばすには」だったと思うが、どうやら学生の自由な発想と本田総一郎の理念や会社の理念に一致しているかを見ている模様。小生は始終費用対効果の考察を議論の題材に持っていっていたが後に社員の方から「それはホンダの根本の精神に合致していない」とダメだしされた覚えがある。とにかくPJSで鍛えたGDの力を発揮してほしい。

最終面接… 先ほどのGD監督社員2人対学生1人の個人面接。30分程度。GDの感想やそこでの自分の役割などを聞かれる。その後は、ESに基づいたオーソドックスな質問ののみ。雰囲気重視な面接に思え、いかにリラックスして社員の方々と話せるかがポイントのような気がした。小生、GDのことをダメだしされ一気に緊張感が高まり敗北。

5.アドバイス

(1)企業分析

メーカーでは取扱商品や会社形態が大きく違う。よく分析することをお勧めする。メーカーでは企業本が多数出ているので熟読してください。

またメーカー全体の動向や、今後どこへ向かうかを自分なりに整理しておく必要がある。個人的にお薦めする書籍は「モノづくり幻想が日本経済をダメにする」(野口悠紀雄)がわかりやすい。

(2)自己分析

自己分析に合わせて企業を選ぶべし。自分の適性がある企業が見えてくる。筆者本人は自己分析に失敗し、想いもよらない企業に内定した。(ソニーは体質に合わないと感じていたが、どうやら合っているようだ。結果論かもしれないが)。皆さんにはしっかり自己分析をするようお薦めする。

以上

セミナー日程

就活無料相談会×PJS説明会

2018年3月卒業見込みの方を対象としております。「就活には絶対後悔を残したくない!」「気軽に就活のお悩み相談をしてみたい!」と思う方はお気軽にご参加くださいませ。

■ Schedule -無料相談会日程- 

11月28日(月)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

11月30日(水)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月5日(月)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月7日(水)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月9日(金)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月13日(火)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月15日(木)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月19日(月)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月21日(水)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

12月27日(火)18:00 ― 19:30
東京都中野区中野5-24-18 クロス・スクエアNAKANO 505号室(地図

LINEで無料就活相談を受付中!

スポンサードリンク

毎年7,000人以上の学生がダウンロードする「就活の極意」

就活の極意 無料小冊子