企業研究・職種研究の視点の例

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以下に例示するのはあくまで企業研究の視点の参考例であり、分析内容も例に過ぎない。自分なりに視点を考え、様々な切り口で情報を収集・分析して欲しい。

企業規模

規模の違いを間違って解釈する人は多いのが、規模の大きい会社には面白い仕事が多いものだ。小さい会社ほど、バイトがやるような仕事もいっぱい転がっていたりする。大きい会社は仕組みとして強固なものを持っているので若手にも積極的に大きな仕事(例えば動かせる予算が大きい)を任せられるということが考えられる。失敗しても潰れない財務力ももっている。しかし、逆に伝統に縛られて自由にやらせてもらえないかもしれない。中小企業は自分ひとりでできる範囲は広いかもしれないが、自分が会社業績全体に負う責任が大きいので、自由度は低いかもしれない。

業界成長性

業界が過当競争に陥っているとどうしても社風は「下請け」になりがち。過当競争の業界はつまり、顧客側にパワーがあるということもできる。業界全体が伸びているということは、競争がこれからどんどん激しくなるのかもしれない。成熟産業だと、シェアの奪い合いみたいな仕事になることも強く予測できる。営業合戦のようなタイプが好きであれば燃えるかもしれない。

企業成長性

業界そのものではなく、その企業の成長率、というのも企業を考える上で重要だ。当然、成長企業の方が社内に活気があり、出世の可能性も高い。2-3年前まで成長していたけど、今はイマイチというような企業は危険かもしれない。。3年前の人材がダブついて自分が出世するポストがないというような場合がよくある。成長性の高い企業は一方で、仕事仕事の生活になるの可能性も高いかもしれない。成長率の低い企業は、生活バランスは取りやすいかもしれないが、刺激が少ないかもしれない。悪くすると、社内の雰囲気はどこか鬱屈としていることもあるかもしれない。

設立年数

設立年数が浅い会社は、いろんなことがまだまだ未整備なことが多い。ある程度規律のある環境を好む人は設立年数が経っている企業の方がいいだろう。朝令暮改のような柔軟性を好む人は設立年数が浅い会社のほうが当たりの可能性が高い。

商品・サービス・業態

商品の特性によって、企業の文化は当然違ってきくる。食品を扱う企業であれば当然、リスクをとって積極的にやることよりも慎重に仕事をすることが相対的に重要になる、などと考えられるだろう。ITベンチャーであれば、仕事でリスクをとっても人が死ぬことはなかなかないが、飲食系であれば命にかかわることもある。

メーカーであれば、好きな商品があるかどうかは重要かもしれない。自分で好きなものを作り出せばいいのかもしれないけど。工場とか営業とか、調整するべき相手が多そうだ。どちらかというと完璧な品質のものを出す必要があるから慎重さが求められるなどと予想できる。原価低減というのも永遠のテーマであろうし、比較的慎重さとか、緻密とか、地道な努力が必要そうと予想できるかもしれない。サービス業の方は、人と触れることが多そうだ。モノがないため、自分で勝負というところが強いかもしれない。慎重さとかよりも、人に対するホスピタリティや、サービス精神みたいなものが必要と考えることもできる。B2Bの方が合理的な判断が多そうだ。B2Cはもう少し心理学的かもしれない。

平均年齢

平均年齢が高いということは、新入社員が少ないということが多いだろう。あまり活気がないのかもしれないし、逆に、長く働いている人が多いとすると、凄く社員に優しくて居心地がいいのかもしれない。平均年齢が低いってことは、ある程度勤めると辞めちゃうのか、そもそも会社がまだ若いのか。若さはありそうだけど、しっかりした「頑固オヤジ」みたいな人は少ないかもしれない。

離職率

あんまり離職率が高いと、社員の扱いがひどいのかと心配になる。離職率が低いのは一見よさそうに思えるが、あんまり低いと、なんか社内が停滞した感じだったり、新鮮さが少なかったり、カルチャーが均質的で息苦しい、などということも考えられる。

給与

初任給が(相対的に)安いところの方が年功要素の強い会社と考えられる。年齢が上がるにつれて給与を上げる場合、若手の給与は抑え目にするのが普通だからだ。給与水準は業績と関係しそうだが、実はあまり関係がない。業績は好調でも業界全体が低水準賃金の場合、初任給は低い。逆に倒産しそうな会社でも業界平均が高ければ給与は高くなる(でないと人材を確保しておけないから、というのが大きい)。

社内向けか社外向け

経理やシステムは社内向けの典型。社外向けの典型は営業だろう。社内向けの仕事の方がどうしても減点義になりがち。インフラというのは社会の電気やガス、水道もそうだがあって当たり前、失敗したらえらい怒られる、といような傾向が強い。社外向けの方が加点主義の形態をとりやすい。

個人向けか法人向けか

個人向けの仕事の方が義理人情の世界が多い。特に大量消費ではない場合。例えば車のディーラーであれば、顧客の個人の感情を個人として掴むのが重要になってくる。個人向けでも例えば歯ブラシなどを開発する、販売すると言う場合はもう少しマーケティング理論など理論的な部分が重要になるだろう。法人向けは相対的に個人向けよりも義理人情の割合が少なく、経済合理性が強く求められるため、個人としても論理性が高い方が向いていると言える(とは言え、義理人情は法人向けでもやはり大事だろうが)。

長期か短期

研究職のような短期的に結果が出ない職種はやはり忍耐力や計画性が求められることが多いし、営業のように短期勝負の職種は積極性やユーモアが大事だったりするかもしれない。

個人重視かチーム重視

チームワークが不要の仕事などまず世の中にはないが、比較すると例えば不動産の営業などは個人でやるべきことの比重が大きかったりする。個人の成績に対する出来高払いになっているような職種は一匹狼向きだ。逆に会社や部署の成績に自分の給与が連動する幅が大きいほど、チームワークを重視している職種と言える。

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